西東京市田無町耳鼻科　耳鼻咽喉科ヒロクリニック｜小児耳鼻咽喉科

小児耳鼻咽喉科について

小児の診療にあたっては、お子様の成長を考慮に入れた診療、またお子様に特有の疾患の診療をすることが必要になります。もちろんこれは耳鼻咽喉科領域においても同じで、そのために小児耳鼻咽喉科という診療科が不可欠になってくるのです。

さて昨今、この小児耳鼻咽喉科領域の病気としては、アレルギー性の病気が顕著に増加しています。低年齢層のスギ花粉症も増えています。アレルギー性鼻炎だけでなく、小児副鼻腔炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支炎や喘息、中耳炎などもアレルギーが関与しているため、治癒に至りにくくなっているようです。自動車の排気ガスなどによる大気汚染、食生活の変化、ストレス、夜ふかし、生活リズムの乱れなど、大人の生活のあり方が子どもにも少なからず影響していることが窺えます。

鼻と喉の病気は耳鼻咽喉科の得意領域

近年、医療情報が豊富になり、お母さん方の意識も向上しているためか、一つの診療科にこだわることなく、耳鼻咽喉科的に来院されることも多くなりました。内科や小児科で風邪を治療しており、症状はほとんど無いけれど、少し鼻が出ているので気になり、耳も診てもらいに来られた。

そこで診察してみると滲出性中耳炎になっていた― こうしたケースは耳鼻咽喉科ではよくあることです。鼻と喉の病気は、耳鼻咽喉科のいちばんの得意領域であることを、しっかり認識しておいていただきたいと思います。

耳の反応をみてあげてください

耳については、遊び感覚で構いませんので、背後からささやくように声をかけ、お子様の反応をみて、耳の聞こえが悪くないか注意してあげてください。鼻や喉については、寝ているときの呼吸状態に注意を向けてください。普段の生活では特に気づかなくても、睡眠中に鼻呼吸に問題があると、口を開けて呼吸しており、いびきをかくことが多くなります。

また、粘っこい鼻水が出て、口で息をしているようですと、耳に影響して中耳炎になっていることがあります。小児耳鼻咽喉科領域で、保護者の方に日頃気をつけてあげてほしいポイントを記しておきましょう。

このようなときは小児耳鼻咽喉科にご相談ください。

• お子さんの観るテレビの音量が大きい
• 聞き返しが多い、返事をしない
• いつも鼻がつまっている、鼻水が出ている、鼻風邪をひきやすい
• よく口をポカンと開けている
• 耳鳴りがする、聞こえにくくなってきた、耳が塞がった感じがするようだ
• よく喉が痛くなり、発熱する
• 喉がイガイガする、異物感があるようだ など